投稿

5月, 2014の投稿を表示しています

reflector.io使ってみました

イメージ
はじめに reflector.io というサービスを使ってみたのでメモです。 reflector.ioはSendGrid Labsが提供しているWebhookのリクエスト転送サービスです。 他に似たようなサービスを知らなかったので類似サービスとの比較とかできません。 Webhookとは まずは、 Webhook の説明から。 Wikipediaによると、Webhookというのは、WebページやWebアプリケーションがHTTP(s)によりコールバックで通知を行う動作のことを意味するようです。 通常、Web APIは、APIを利用する側がクライアントとなり、GETなりPOSTなりのリクエストを発行してサービスを利用しますが、Webhookはちょうどこれとは逆の動きとなります。つまり、予めコールバックして欲しいURLを登録しておくと、そのサービスで何らかのイベントが発生したタイミングで、そのURLにコールバック(たいてい、POSTリクエストを発行)してくれます。POSTを受け付けるサービスを用意するのは利用者自身という意味で「逆の動き」ということになります。 reflector.ioとは reflector.ioがどういうサービスかは こちらに記載 があります。 冒頭にも述べましたが、一言で表せばWebhookのリクエスト転送サービスです。 「リクエストを転送する」という意味ではHTTPプロキシに近いかもしれません。 特徴的なのが「グループ」という概念と、「パススルー」「フェイルオーバー」という2つの宛先タイプ設定を持つことです。 グループ Webhookを作成すると、配下に複数のグループを定義することができます。グループは、宛先タイプという属性と複数の宛先を持ち、宛先タイプの設定によって、配下の宛先に対するリクエストの転送方法が変わってきます。 宛先タイプ:パススルー 受信したリクエストを複数の宛先に同時に転送します。例えば、一回のリクエストで動作の異なるWebhookを複数動作させたい場合にこちらを利用します。 宛先タイプ:フェイルオーバー 受信したリクエストを複数の宛先のうちもっとも優先度の高い宛先に転送します。耐障害性を目的とする場合に利用します。宛先が一つコケても次に優先度の高い宛先に